〔体はゆく〕 伊藤亜紗著 にハマってます。
この手の本を付箋貼って、読み直すなんて、珍しい。私知的
この本によると、〈障害〉は、他人に委ねる世界。
他人に貸し借りする世界のプロ。
〈できる〉ようになることが素晴らしくて、
〈できない〉ことは価値がない とされることも多いですよね。
一人でできることは、いいこと。
誰かを頼り続けることは、よくないこと。
私も以前はそう思っていましたし、
障害の世界は、まだまだ知識が足りていないことを踏まえてですが、
最近は、
自分の力だけでなく、
他人に委ねることで、最大限の力を発揮することがある気がするのよね。
この前、タトゥーを入れた女性が、
「他人に自分の体を委ねるというのは、 ”高み” みたいなものかも。
すべてを明け渡して、受け入れていくことが、自分の器を広げる」と言っていました。
自分一人で、自分の体一つに収まるとしたら、他人の力でどれだけの器になるのか。
私の仕事の話を差し込んでみますと、
だいたいのお客様が、
言いにくいんですけど、多分、多分ね、違うかもしれないけどね、
日々、特にメンテを何もしてない。(違ったら謝りますぅ(;’∀’)
セルフメンテを心がけているお客様でさえ、自分では届かない場所があります。
そういう時に、私の力は発揮されるわけで、
施術を通して、お客様が元気になって、それぞれのパフォーマンスに生きてくる。
(最大限に力を発揮はできるけど、
もちろんお客様としてセルフメンテ、してもいいですよ?(;’∀’)
できる人が、できない人に力を貸し、
できない人が、できる人に力を借りる。
一人で頑張っているだけでなく、何かの力は常に借りている。
この意識が当たり前になったら、今よりもう少し生きやすくなる人が増えるんじゃないかしら。
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